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夏の動悸・息切れは大丈夫?原因と内科受診の目安

グラングリーン大阪うめきたクリニックの島田英徳です。

夏の暑い日に少し動いただけでも「はぁはぁ」と息が切れたり、心臓がドキドキしたりすることはありませんか。多くの場合、暑さによる一時的なものと考えがちですが、中には注意が必要な体のサインが隠れていることもあります。特に、これまで感じたことのないような息切れや動悸が続く場合は、その原因を正しく理解することが大切です。

この記事では、夏に動悸や息切れが起こりやすい理由と、その背景に考えられる原因、そして医療機関を受診する目安について解説します。ご自身の症状と照らし合わせ、気になる点があれば専門家へ相談するきっかけとしてご活用ください。

夏に起こりやすい動悸・息切れの主な原因

夏の動悸や息切れは、単なる夏バテや暑さのせいだけではない場合があります。背景には、以下のような複数の要因が関係している可能性があります。

脱水・熱中症

夏は汗を多くかくため、体内の水分やミネラル(電解質)が失われやすくなります。水分が不足すると血液の粘度が高まり、心臓はより強い力で血液を送り出そうとするため、心拍数が増加し動悸を感じることがあります。また、体温を下げるために皮膚の血管が広がり、そこへ血液を多く送る必要も出てくるため、心臓への負担が増え、息切れにつながる場合があります。

自律神経の乱れ

冷房の効いた室内と暑い屋外を頻繁に行き来すると、体温調節を担う自律神経に負担がかかります。自律神経は心拍数や呼吸、血圧などをコントロールしているため、そのバランスが乱れると、動悸や息切れ、めまいといった症状が現れることがあります。

心臓や肺の疾患

不整脈、心不全、狭心症といった心臓の病気や、喘息などの肺の病気が隠れている可能性も考えられます。特に夏場は、脱水によって血液が固まりやすくなることや、心臓への負担が増えることから、もともとあった病気の症状が現れやすくなったり、悪化したりすることがあります。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される「甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)」も、動悸や息切れの原因となり得ます。この病気は全身の代謝を異常に高めるため、常に運動しているような状態になり、頻脈、多汗、体重減少、手の震え、そして暑さに非常に弱くなる(暑がりになる)といった症状が特徴です。夏に症状を自覚しやすくなることもあります。

貧血

血液中の赤血球やヘモグロビンが不足する貧血の状態では、全身に十分な酸素を運ぶことが難しくなります。体は酸素不足を補おうとして心臓や肺の働きを活発にするため、結果として動悸や息切れが起こりやすくなります。夏は食欲不振による鉄分不足や、汗とともに鉄分が失われることで貧血が進行する場合があります。

このような症状は要注意!受診を検討する目安

夏の息切れや動悸がすべて危険なわけではありませんが、以下のような症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診することを推奨します。自己判断で放置せず、専門家である医師の診察を受けることが重要です。

  • 胸の痛み、圧迫感、締め付けられるような感覚を伴う
  • 意識が遠のく感じや、実際に失神した
  • 安静にしていても息苦しさが改善しない、または悪化する
  • 横になると呼吸が苦しくなり、座ると少し楽になる
  • 手足のむくみや、急激な体重増加がある
  • 動悸が突然始まり、突然止まるなど、脈の乱れをはっきりと感じる

これらの症状は、心臓や肺などの重大な病気のサインである可能性があります。どの診療科を受診すればよいか分からない場合は、まずは内科で相談するのが一般的です。

医師に症状を伝えるためのポイント

診察を受ける際には、ご自身の症状をできるだけ具体的に伝えることが、的確な診断につながります。事前に以下の点を整理しておくとスムーズです。

  • いつから:症状が始まった時期
  • どんな時に:階段を上った時、安静にしている時、暑い場所にいた時など
  • どのくらい続くか:数秒で治まるのか、数分以上続くのか
  • 他の症状:めまい、胸の痛み、吐き気、むくみなど、他に気になる症状の有無
  • 持病や服用中の薬:現在治療中の病気や、日常的に飲んでいる薬、サプリメントなど

大阪・梅田で動悸や息切れについて相談するなら

夏の動悸や息切れが気になり、専門家への相談を検討されている場合、原因を特定するためには医師による診察が欠かせません。問診や聴診に加え、必要に応じて心電図検査、血液検査、レントゲン検査などを行い、症状の背景にある原因を調べていきます。

グラングリーン大阪 うめきたクリニックでは、内科診療を行っております。原因がはっきりしない体調不良についてもご相談いただけます。JR大阪駅に直結した立地のため、お仕事の合間や買い物のついでにもアクセスしやすく、継続的な通院が必要になった場合にも利便性が高い環境です。気になる症状があれば、まずは一度ご相談ください。

まとめ:夏の息切れを放置せず、早めの相談を

夏に感じる動悸や息切れは、暑さによる一時的な不調であることも多いですが、中には心臓や甲状腺などの病気が隠れている可能性もあります。「いつものことだから」「夏バテだろう」と自己判断で済ませず、特にこれまでと違う症状や、安静にしても改善しない症状がある場合は、医療機関を受診することが大切です。体からのサインを見逃さず、適切な対処を行うことで、健やかな夏をお過ごしください。

参考情報

監修医師紹介

島田 英徳

医療法人島田クリニック理事長
グラングリーン大阪うめきたクリニック診療部長

島田 英徳

2005年徳島大学医学部医学科卒業。初期研修後、米国医師資格(ECFMG certification)を取得し、米国ワシントン大学一般外科にてサブインターンとして研修。京都大学大学院医学研究科博士課程、京都大学iPS細胞研究所研究員を経て、2013年に島田クリニックを開業。グラングリーン大阪うめきたクリニック(https://umekitaclinic.org)では、内料・小児科から細胞治療や美容医療に至るまで、幅広い診療に携わる。

※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的な施術や商品等を推奨しているものではございません。

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