グラングリーン大阪うめきたクリニックの島田英徳です。
ドクターズコスメと市販コスメ、何が違う?
日々のスキンケアにおいて、「ドクターズコスメ」という言葉を耳にする機会が増えたかもしれません。一方で、ドラッグストアや百貨店で手軽に購入できる「市販コスメ」も数多く存在します。両者の間にはどのような違いがあるのか、また、ご自身の肌悩みに合わせてどちらを選べば良いのか、迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ドクターズコスメの基本的な考え方から、市販コスメとの一般的な違い、そしてご自身の肌に合ったスキンケア製品を選ぶためのポイントについて解説します。スキンケアは毎日の積み重ねが大切だからこそ、正しい知識を持つことが健やかな肌を保つための第一歩となります。
ドクターズコスメの基本的な考え方
ドクターズコスメとは、一般的に医師が開発に携わったり、監修したり、あるいは医療機関でのみ取り扱われたりする化粧品のことを指します。明確な法的定義はありませんが、美容皮膚科などの専門的な知見に基づいて開発されている製品が多いという特徴があります。
重要な点として、ドクターズコスメも日本の法律上は「化粧品」または「医薬部外品」に分類され、「医薬品」とは異なります。そのため、病気の治療を目的とするものではなく、あくまでスキンケアの一環として肌を健やかに保つことを目的としています。特定の肌悩みに対応するために、美容成分の種類や配合濃度に工夫が凝らされている製品が見られますが、その効果を保証するものではありません。最終的には、ご自身の肌質や現在の肌状態に合っているかどうかが最も重要です。
こんな肌悩み、スキンケアでどう向き合う?
市販のスキンケア製品を色々と試してきたけれど、なかなか改善が感じられない、といったお悩みをお持ちの方もいるかもしれません。例えば、以下のようなお悩みです。
- 年齢を重ねるにつれて気になる乾燥やハリ不足
- 思春期を過ぎても繰り返すニキビや肌荒れ
- 紫外線対策をしていても気になるシミやくすみ
- 肌のキメが乱れ、化粧ノリが良くない
これらの肌悩みに対して、スキンケア製品では様々なアプローチが考えられています。例えば、乾燥やハリ不足には保湿成分やペプチド、シミやくすみにはビタミンC誘導体やハイドロキノン、ニキビにはサリチル酸などが配合された製品があります。ドクターズコスメの中には、これらの成分を特定の目的に合わせて配合しているものもありますが、どの成分がご自身の肌に適しているかは、肌質や悩みの原因によって異なります。
ドクターズコスメと市販コスメの一般的な違い
ドクターズコスメと市販コスメには、主に「成分の考え方」と「販売経路」に違いが見られます。
成分の考え方
市販コスメは、老若男女を問わず、幅広い肌質の方が使用することを想定して作られていることが多いです。そのため、多くの方にとって刺激が少なく、保湿や紫外線防御といった基本的なスキンケアを目的としたマイルドな成分構成の製品が中心となります。
一方、ドクターズコスメは、特定の肌悩みを持つ方に向け、より積極的なスキンケアを目的として開発されることがあります。そのため、レチノールや高濃度のビタミンC誘導体など、特定の美容成分を効果が期待できる濃度で配合している製品も見られます。ただし、人によっては肌への刺激となる可能性もあるため、使用方法や頻度について専門家のアドバイスが必要な場合があります。
販売経路
市販コスメはドラッグストア、スーパーマーケット、百貨店、オンラインストアなど、様々な場所で誰でも自由に購入することができます。
それに対して、ドクターズコスメは主にクリニックや病院などの医療機関で販売されています。購入前に医師の診察やカウンセリングを受け、肌の状態を確認した上で、その人に合った製品を提案されることが一般的です。これにより、ミスマッチを防ぎ、より適切なスキンケア選びにつながる可能性があります。
梅田のクリニックで肌に合うスキンケアを選ぶ
スキンケア製品を選ぶ際に最も大切なのは、ご自身の肌質や悩みを正しく理解することです。自己判断で「自分は乾燥肌だ」と思っていても、実は皮脂の過剰分泌が原因のインナードライ肌である可能性もあります。肌の状態を客観的に評価し、適切なケアを選ぶためには、専門家である医師に相談することが有効な選択肢の一つです。
大阪・梅田に位置する「グラングリーン大阪 うめきたクリニック」では、美容皮膚科の診察を通じて、患者様一人ひとりの肌の状態を丁寧に確認し、スキンケアに関するご相談も承っています。グラングリーン大阪 うめきたクリニックでは、医師の視点で選ばれたM-DEAR(エムディア)やDRXといったドクターズコスメを取り扱っており、日々のホームケアについてもアドバイスを行っています。
医師が肌を直接診察した上で、現在の肌状態に合った製品やその使用方法をご提案するため、「どの製品を選べば良いか分からない」「自己流のケアに限界を感じている」といった方も、一度ご相談ください。また、スキンケアだけでなく、必要に応じてピーリングやIPL(ルメッカ)などの美容施術を含めた総合的なアプローチをご提案することも可能です。
ご自身の肌と向き合い、より良い状態を目指すためのサポートをさせていただきます。詳細については、以下のページもご覧ください。
詳細はこちらまとめ
ドクターズコスメと市販コスメは、それぞれに特徴があり、どちらが優れているということではありません。大切なのは、ご自身の肌質やライフスタイル、そしてどのような肌を目指したいのかという目的に合わせて、最適な製品を選ぶことです。
スキンケア選びに迷ったり、肌トラブルが続いたりする場合には、一人で悩まずに美容皮膚科などの医療機関に相談することもご検討ください。医師の診察を通じて、ご自身の肌状態を正しく理解し、適切なスキンケアを見つけるきっかけになるかもしれません。
参考情報
- PubMed: Resveratrol, 4′ Acetoxy Resveratrol, R-equol, Racemic Equol or S-equol as Cosmeceuticals to Improve Dermal Health. (2017)
- PubMed: Effects of a Topical Growth Factor Regimen Following Pre-elected Cosmetic Facial Injection Procedures. (2023)
- PubMed: An Open-Label Study Assessing the Efficacy and Tolerability of a Skincare Regimen in Subjects of Different Ethnicities with Moderate-to-Severe Hyperpigmentation. (2022)
- PubMed: The Role of Bioactive Compounds and other Metabolites from Mushrooms against Skin Disorders- A Systematic Review Assessing their Cosmeceutical and Nutricosmetic Outcomes. (2020)
- PMC: An Open-Label Study to Assess the Efficacy and Tolerability of a Multifunctional, 10-Peptide Face and Neck Serum to Address Skin Quality. (2026)
- PMC: An Open-Label Study Assessing the Efficacy and Tolerability of a Skincare Regimen in Subjects of Different Ethnicities with Moderate-to-Severe Hyperpigmentation. (2022)
- PMC: Antioxidant Skincare Treatment for Hyperpigmented and Photodamaged Skin: Multi-Center, Open-Label, Cross-Seasonal Case Study. (2023)
- PMC: Bench to bedside: is rapamycin headed for the docTOR? (2026)
- 厚生労働省: 医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 / Q&A (2023)
- 厚生労働省: 医療広告規制に関する情報
監修医師紹介
医療法人島田クリニック理事長
グラングリーン大阪うめきたクリニック診療部長
島田 英徳
2005年徳島大学医学部医学科卒業。初期研修後、米国医師資格(ECFMG certification)を取得し、米国ワシントン大学一般外科にてサブインターンとして研修。京都大学大学院医学研究科博士課程、京都大学iPS細胞研究所研究員を経て、2013年に島田クリニックを開業。グラングリーン大阪うめきたクリニック(https://umekitaclinic.org)では、内料・小児科から細胞治療や美容医療に至るまで、幅広い診療に携わる。
※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的な施術や商品等を推奨しているものではございません。