COLUMN

脂肪注入豊胸後のしこりなぜできる?原因とアフターケア

グラングリーン大阪うめきたクリニックの島田英徳です。

ご自身の脂肪を活用してバストのボリュームや形を整える脂肪注入豊胸は、自然な仕上がりが期待できる方法の一つです。しかし、施術を検討するうえで、ダウンタイムや副作用について気になる方も多いのではないでしょうか。特に「しこりができる可能性がある」という情報を目にし、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、脂肪注入豊胸後にしこりができるとされる主な原因やその種類、そして施術後のアフターケアについて医学的な観点から解説します。どのようなリスクがあり、どう向き合えばよいのかを理解することは、施術を受けるかどうかの判断材料として重要です。最終的な判断は、必ず専門の医師による診察のもとで行うようにしてください。

脂肪注入豊胸後にできる「しこり」とは?

脂肪注入豊胸の施術後に確認されることがある「しこり」は、注入した脂肪細胞がうまく生着しなかった場合に生じる変化の一つです。多くの場合、これらは悪性のものではありませんが、感触や見た目に影響を与える可能性があります。しこりの状態や大きさはさまざまで、ご自身で触って気づくこともあれば、検診などで指摘されることもあります。大切なのは、しこりの原因を正しく理解し、施術後の経過を適切に観察することです。

しこりの主な原因:脂肪壊死・オイルシスト・石灰化

しこりの正体は、主に「脂肪壊死」「オイルシスト」「石灰化」の3つに分類されます。これらは、注入された脂肪細胞が新しい場所で生き残るための血流を十分に得られなかった場合に起こり得ます。これらの現象は、注入技術が関わると考えられています。例えば、一度に多くの脂肪を注入しすぎると、脂肪塊の中心部まで酸素や栄養を運ぶ毛細血管が行き渡らず、生着率が低下します。また、採取した脂肪を適切に処理し、不純物を取り除いてから注入することも、しこりのリスクを低減する上で重要とされています。

    脂肪壊死(しぼうえし)
    注入した脂肪細胞の一部が、血流不足によって壊死してしまう状態です。壊死した組織は、体の免疫反応によって硬くなることがあります。これが、しこりとして感じられる原因の一つです。オイルシスト
    壊死した脂肪細胞が分解されず、液状の油(オイル)として残り、その周囲を被膜が覆って袋状になったものです。触れると、やや弾力のあるしこりとして感じられることがあります。石灰化(せっかいか)
    壊死した脂肪組織に、血液中のカルシウムが沈着して硬くなる現象です。非常に硬いしこりとして感じられることが特徴で、マンモグラフィなどの画像検査で確認されることもあります。

しこりができた場合の対処法と経過観察

施術後にしこりのようなものを感じた場合、自己判断で放置したり、強くマッサージしたりすることは避けるべきです。まずは、施術を受けたクリニックに速やかに相談し、医師の診察を受けることが最も重要です。

医師は触診や超音波(エコー)検査などを用いて、しこりの状態を確認します。多くのしこりは経過観察で問題ないことが多いとされていますが、大きさや症状によっては、以下のような対応が検討されることもあります。

    経過観察: 小さく、症状がない場合は、定期的な検診で変化がないかを確認します。穿刺吸引: オイルシストの場合、注射器で内容物を吸引する方法が選択されることがあります。外科的切除: しこりが大きい、痛みを伴う、または見た目に影響が大きい場合には、局所麻酔下でしこりを摘出する手術が検討されることもあります。

どのような対応が適切かは、しこりの状態や患者さまのご希望によって異なります。医師とよく相談し、納得のいく方法を選択することが大切です。

しこりのリスクを抑えるために知っておきたいこと

脂肪注入豊胸におけるしこりのリスクを完全にゼロにすることは難しいかもしれませんが、リスクを抑えるために施術前に知っておきたいポイントがいくつかあります。

一つは、カウンセリングでリスクについて十分な説明を受け、信頼できる医師を選ぶことです。医師の経験や、脂肪の採取・処理・注入に関する技術は、脂肪の生着率に影響を与える可能性があります。また、一度に過剰な量の脂肪を注入すると、血流が行き渡らずに壊死するリスクが高まるため、ご自身の体型に合った適切な注入量を提案してくれるかどうかも確認しましょう。カウンセリングの際には、しこりができた場合の具体的な対処法や、定期的な検診の有無についても確認しておくと、より安心して施術に臨めるでしょう。

加えて、施術後のダウンタイムの過ごし方も重要です。指示された期間はバストを圧迫しないように注意し、安静に過ごすことが脂肪の生着を助けることにつながります。喫煙は血管を収縮させ血流を悪化させるため、脂肪の生着を妨げる一因となり得ます。少なくとも施術の前後数週間は禁煙を心がけることが推奨されます。

大阪・梅田で脂肪注入豊胸のご相談をお考えの方へ

大阪・梅田エリアで脂肪注入豊胸を検討されている場合、施術のメリットだけでなく、しこりなどの副作用やリスクについても丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶことが大切です。グラングリーン大阪 うめきたクリニックは、JR大阪駅に直結しており、お仕事帰りやお買い物のついでにもご相談いただきやすい環境です。

当院では、医師が直接カウンセリングを行い、お一人おひとりのご希望や体の状態を確認した上で、適切な施術方法をご提案します。脂肪注入豊胸におけるしこりの可能性や、ダウンタイム、アフターケアについても詳しくご説明し、ご不安な点を解消できるよう努めています。施術に関する費用や詳細なリスク、副作用については、当院のウェブサイトで詳しくご案内しております。受診前に一度ご確認いただくことをお勧めします。

詳細はこちら

まとめ

脂肪注入豊胸後にできる可能性があるしこりは、主に注入した脂肪がうまく生着しなかったことによる脂肪壊死やオイルシスト、石灰化が原因です。多くの場合は良性であり、経過観察で済むことも少なくありませんが、気になる症状があれば速やかに医師に相談することが不可欠です。

しこりのリスクを低減するためには、信頼できる医療機関で適切な施術を受け、術後の指示を守ることが大切です。この記事が、脂肪注入豊胸に関する正しい知識を得て、安心して施術を検討するための一助となれば幸いです。

参考情報

監修医師紹介

島田 英徳

医療法人島田クリニック理事長
グラングリーン大阪うめきたクリニック診療部長

島田 英徳

2005年徳島大学医学部医学科卒業。初期研修後、米国医師資格(ECFMG certification)を取得し、米国ワシントン大学一般外科にてサブインターンとして研修。京都大学大学院医学研究科博士課程、京都大学iPS細胞研究所研究員を経て、2013年に島田クリニックを開業。グラングリーン大阪うめきたクリニック(https://umekitaclinic.org)では、内料・小児科から細胞治療や美容医療に至るまで、幅広い診療に携わる。

※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的な施術や商品等を推奨しているものではございません。

〒530-0011 大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪南館 ゲートタワー5F

TEL:06-7653-8493 FAX:06-7635-8052

お問い合わせ