グラングリーン大阪うめきたクリニックの島田英徳です。
お顔のたるみが気になり、糸リフト(スレッドリフト)を検討しているものの、「自分には何本くらい糸が必要なんだろう」「どのように引き上げるのが良いのだろう」といったデザインに関する疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。糸リフトは、ただ糸を挿入するだけでなく、一人ひとりのお顔の状態に合わせた「デザイン」が仕上がりの印象を左右する重要な要素となります。
結論として、糸リフトのデザインは、たるみの原因、脂肪のつき方、骨格、そして目指したい状態などを総合的に評価し、医師が医学的知見に基づいて決定します。そのため、インターネットの情報だけで自分に合う本数や引き上げ方を判断するのは難しく、専門的な診察に基づく個別のアプローチが求められます。この記事では、糸リフトのデザインに関する基本的な考え方や、カウンセリングで確認すべきポイントについて解説します。大阪・梅田周辺でたるみ治療をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
糸リフトのデザインに関するよくある疑問
糸リフトを考えるとき、多くの方が具体的なデザインについて疑問や不安を感じます。例えば、以下のような点が挙げられます。
- 自分に適した糸の本数がわからない
- どの方向に引き上げると自然に見えるのか
- ほうれい線やマリオネットラインなど、特定の悩みは改善できるのか
- 施術後に顔がひきつれたり、不自然になったりしないか
これらの疑問は、たるみの状態や皮膚の質、顔の構造が一人ひとり異なるために生じます。画一的な方法があるわけではなく、個々の状態に合わせたオーダーメイドの計画が必要です。そのため、事前のカウンセリングで医師としっかり話し合い、疑問点を解消することが納得のいく結果につながります。
糸リフトのデザインを構成する基本的な要素
糸リフトのデザインは、主に「糸の種類と本数」「挿入する深さ(層)」「引き上げる方向(ベクトル)」という3つの要素を組み合わせて作られます。医師はこれらの要素を、患者様のお顔の状態に合わせて最適化します。
1. 糸の種類と本数
糸リフトに使用される糸には、PDO、PLLA、PCLといった異なる素材や、コグ(とげ)の形状が異なる様々な種類があります。それぞれ持続期間や引き上げる力、しなやかさなどの特性が異なります。たるみの程度が強い場合や、広範囲の引き上げを目的とする場合は、より多くの本数が必要になることがあります。ただし、多ければ多いほど良いというわけではなく、適切な本数を適切な位置に配置することが重要です。
2. 挿入する深さ(層)
糸を挿入する皮膚の深さも、デザインの重要な要素です。一般的には、皮下脂肪層にあるSMAS(表在性筋膜群)の近くにアプローチし、たるみの原因となっている脂肪組織や皮膚を支えるように挿入します。層が浅すぎると皮膚表面に凹凸ができたり、深すぎると期待した効果が得られにくくなったりする可能性があるため、解剖学的な知識に基づいた正確な手技が求められます。
3. 引き上げる方向(ベクトル)
どの方向に組織を引き上げるかという「ベクトル」の設定は、デザインの核となる部分です。例えば、頬のたるみを改善したい場合はこめかみ方向へ、フェイスラインのもたつきをすっきりさせたい場合は耳の方向へ、といったように、改善したい部位に応じてベクトルを緻密に設計します。複数のベクトルを組み合わせることで、より立体的で自然なリフトアップ効果が期待できます。
お悩みに合わせたデザインの考え方
糸リフトのデザインは、患者様が特に気にされているお悩みに合わせて調整されます。ここでは、代表的なお悩みに応じたデザインの考え方の一例をご紹介します。ただし、これらはあくまで一般的な考え方であり、実際のデザインは医師の診察によって決定されます。
- フェイスラインのもたつき:下顔面の脂肪(ジョールファット)や皮膚のたるみが原因であることが多いです。この場合、フェイスラインに沿って斜め上方向(耳やもみあげの方向)へ引き上げるベクトルでデザインすることが考えられます。
- ほうれい線やマリオネットライン:頬の中央部にある脂肪(メーラーファット)の下垂が原因の一つです。この脂肪を元の位置に戻すように、こめかみ方向へ引き上げるデザインが検討されます。
- 顔全体のたるみ:複数の部位でたるみが進行している場合は、一本のベクトルだけでなく、複数の方向から立体的に引き上げる複雑なデザインが必要になることがあります。顔全体のバランスを見ながら、最適な糸の配置と本数を決定します。
カウンセリングで確認すべきポイント
糸リフトを受ける前には、医師によるカウンセリングで十分に情報を得て、納得することが大切です。カウンセリングの際には、以下の点を確認することをおすすめします。
- 自分のたるみの原因は何か、どのような状態か
- どのようなデザイン(糸の種類、本数、方向)が自分に適しているか
- 施術によってどのような変化が期待できるか
- 考えられるリスク、副作用、ダウンタイム(腫れ、内出血、痛み、ひきつれ感など)
- 施術後の注意点やケア方法
- 費用や治療期間の目安
疑問や不安な点は遠慮なく質問し、すべて解消した上で治療に進むかどうかを判断しましょう。
大阪・梅田で糸リフトのデザインを相談するには
大阪・梅田エリアで糸リフトをご検討されている場合、まずは専門のクリニックでカウンセリングを受けることが第一歩です。グラングリーン大阪 うめきたクリニックでは、美容医療における選択肢の一つとして糸リフトを取り扱っております。
グラングリーン大阪 うめきたクリニックはJR「大阪駅」や各線「梅田駅」からアクセスしやすい立地にあり、お仕事帰りやお買い物のついでにもご相談いただきやすい環境です。医師が診察を行い、お一人ひとりのお顔のバランスやたるみの状態を丁寧に確認した上で、どのようなアプローチが考えられるかをご提案します。治療の適応や具体的なデザイン、リスクや副作用についても、医師の診察に基づいてご説明いたしますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
まとめ
糸リフトは、個々の状態に合わせた適切な「デザイン」によって、その効果が大きく左右されます。糸の種類、本数、挿入する深さ、引き上げる方向などを組み合わせ、一人ひとりのたるみの原因や骨格に合わせたオーダーメイドの治療計画が重要です。ご自身の判断で本数などを決めるのではなく、まずは信頼できる医師に相談し、専門的な見地からのアドバイスを受けることをお勧めします。カウンセリングを通じて十分な情報を得て、納得のいく選択をしてください。
参考情報
- PubMed: Transtemporal midface lifting to blend the lower eyelid-cheek junction. (2015)
- PubMed: Combining Liposuction and Thread-Lifting for Middle-Lower Facial Rejuvenation. (2024)
- PubMed: [Subperiostal temporomalar lifting]. (2008)
- PubMed: Long-term effect of the insoluble thread-lifting technique. (2017)
- PubMed: Epidermal Inclusion Cyst Formation After Barbed Thread Lifting. (2020)
- PMC: Editorial: Exploring precision medicine in reconstructive and aesthetic surgery. (2026)
- PMC: Group standardization of Chinese experts specification of operating techniques for facial embedded thread lift. (2025)
- PMC: Anatomical Insight into the Zygomatico-orbital Artery Using 3-Dimensional Computed Tomography Angiography: Providing a Safe Area in the Temporal Region. (2025)
- PMC: Benefits of P(LA/CL)-Hyaluronic Acid Threads With Innovative Hyaluronic Acid Coating Technology (NAMICA)-Preclinical Test Results. (2025)
- 厚生労働省: 医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 / Q&A (2023)
監修医師紹介
医療法人島田クリニック理事長
グラングリーン大阪うめきたクリニック診療部長
島田 英徳
2005年徳島大学医学部医学科卒業。初期研修後、米国医師資格(ECFMG certification)を取得し、米国ワシントン大学一般外科にてサブインターンとして研修。京都大学大学院医学研究科博士課程、京都大学iPS細胞研究所研究員を経て、2013年に島田クリニックを開業。グラングリーン大阪うめきたクリニック(https://umekitaclinic.org)では、内料・小児科から細胞治療や美容医療に至るまで、幅広い診療に携わる。
※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的な施術や商品等を推奨しているものではございません。