COLUMN

夏の紫外線ダメージ対策と肌育注射の考え方

グラングリーン大阪うめきたクリニックの島田英徳です。

夏に強い紫外線を浴びた後、「肌のハリが失われた気がする」「乾燥やごわつきが気になる」と感じる方は少なくないかもしれません。紫外線は肌の乾燥やくすみだけでなく、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンにも影響を与える可能性があります。日々のスキンケアに加えて、美容医療による内側からのアプローチを検討する方もいらっしゃるでしょう。

肌本来の力を育む「肌育注射」という選択肢

紫外線ダメージへの対策として注目される選択肢の一つに「肌育注射」があります。これは、ヒアルロン酸などで物理的にボリュームを補うことを主な目的とするのではなく、肌が本来持つコラーゲンなどを生成する力をサポートし、肌質そのものの健やかさを目指す治療法です。薬剤を皮膚に注入することで、線維芽細胞などの働きを促し、中長期的に肌のハリや弾力、潤いの向上をサポートすることが期待されます。

夏の終わりに感じる肌の変化と紫外線の影響

夏が過ぎた頃に、以下のような肌の変化を感じることはありませんか。

  • 肌全体のハリがなくなったように感じる
  • 乾燥して肌がごわつく、化粧ノリが悪い
  • 目元や口元の細かいシワが目立つようになった
  • 肌のキメが乱れて、なめらかさが失われた

これらの悩みの背景には、紫外線による「光老化」が関係している場合があります。紫外線、特にUV-A波は皮膚の深い層(真皮)にまで到達し、肌の弾力を保つコラーゲン線維やエラスチン線維を変性させたり、減少させたりする原因の一つと考えられています。そのため、夏の間に浴びた紫外線の影響が、秋口になって肌のハリ不足などとして現れることがあるのです。

肌育注射の主な種類と働き(ジュベルックなど)

肌育注射にはいくつかの種類があり、目的やお肌の状態に応じて製剤が選択されます。グラングリーン大阪 うめきたクリニックで取り扱う代表的な製剤には「ジュベルック」や「ジャルプロ」などがあります。

  • ジュベルック:ポリ乳酸(PDLLA)という成分と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた製剤です。ポリ乳酸は、コラーゲンの生成を促す作用(Biostimulator)が知られており、肌のハリや弾力、キメの改善をサポートします。注入後、時間をかけてゆっくりと体内で分解・吸収される特徴があります。
  • ジャルプロ:非架橋ヒアルロン酸と特定のアミノ酸群を配合した製剤です。アミノ酸はコラーゲンやエラスチンの材料となるため、皮膚に栄養を届け、ハリや潤いをサポートすることが期待されます。

これらの製剤は、肌自身の力を引き出すことを目指すアプローチであり、どちらが適しているかは医師が個々の肌状態を診察して判断します。

大阪・梅田で治療を検討する前に確認したいこと

肌育注射は、専門的な知識と技術を要する医療行為です。治療を検討する際には、いくつかの点を確認しておく必要があります。

  • 医師による診察の重要性:ご自身の肌の状態や悩みが、肌育注射の適応となるかどうかは、医師の診察に基づいて総合的に判断されます。期待できる変化だけでなく、考えられるリスクや副作用についても事前に十分な説明を受け、納得した上で治療を選択することが重要です。
  • リスクと副作用:注入部位に赤み、腫れ、内出血、痛み、しこりなどが生じる可能性があります。これらの症状は通常、時間とともに軽快することが多いですが、気になる症状が現れた場合は速やかに医師に相談する必要があります。
  • 治療回数と期間:肌育注射は、一度だけでなく、複数回の治療が推奨される場合があります。必要な回数や治療間隔は、使用する製剤や個人の肌の状態によって異なるため、カウンセリング時に確認しましょう。

グラングリーン大阪 うめきたクリニックでのご相談

大阪・梅田エリアに位置するグラングリーン大阪 うめきたクリニックでは、美容医療に関するご相談も承っております。医師が一人ひとりの肌の状態を丁寧に診察し、肌育注射を含む様々な選択肢の中から、その方に合った治療法をご提案します。夏の紫外線ダメージによる肌の変化にお悩みの方や、ご自身の肌質を根本から見直したいとお考えの方は、一度ご相談ください。治療は公的医療保険が適用されない自由診療となります。料金や治療の詳細については、グラングリーン大阪 うめきたクリニックの美容医療ページをご確認ください。

まとめ

夏の紫外線によって受けた肌ダメージは、見た目の印象に影響を与えることがあります。肌育注射は、肌が本来持つコラーゲン生成能力をサポートし、内側からハリや潤いを育むことを目指す治療選択肢の一つです。ジュベルックなどの製剤があり、健やかな肌作りを目的として用いられます。どのような治療にもメリットとリスクがあるため、まずは専門の医師に相談し、ご自身の肌に合った方法かどうかを慎重に判断することが大切です。

参考情報

監修医師紹介

島田 英徳

医療法人島田クリニック理事長
グラングリーン大阪うめきたクリニック診療部長

島田 英徳

2005年徳島大学医学部医学科卒業。初期研修後、米国医師資格(ECFMG certification)を取得し、米国ワシントン大学一般外科にてサブインターンとして研修。京都大学大学院医学研究科博士課程、京都大学iPS細胞研究所研究員を経て、2013年に島田クリニックを開業。グラングリーン大阪うめきたクリニック(https://umekitaclinic.org)では、内料・小児科から細胞治療や美容医療に至るまで、幅広い診療に携わる。

※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的な施術や商品等を推奨しているものではございません。

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