グラングリーン大阪うめきたクリニックの島田英徳です。
妊娠や急な体重の変化によってお腹やお尻、太ももなどにできてしまった妊娠線や肉割れ(ストレッチマーク)は、セルフケアだけで目立たなくすることが難しく、お悩みの方もいらっしゃるかもしれません。一度できてしまうと完全に元の状態に戻すことは難しいと考えられていますが、美容医療の分野では、これらの肌の変化を目立ちにくくするためのアプローチが複数存在します。
この記事では、妊娠線や肉割れがなぜできるのか、そしてどのような治療の選択肢があるのかについて、医学的な観点から解説します。特に、自身のコラーゲン生成を促すことで肌質の改善を目指す「肌育注射(ジュベルック)」についてもご紹介します。大阪・梅田エリアで治療を検討されている方は、ぜひご一読ください。
妊娠線・肉割れ(ストレッチマーク)とは
妊娠線や肉割れは、医学的には「線状皮膚萎縮症(せんじょうひふいしゅくしょう)」や「ストレッチマーク」と呼ばれます。皮膚が急激に引き伸ばされることで、皮膚の深い層である真皮のコラーゲン線維やエラスチン線維が断裂してしまい、その結果として生じるものです。
でき始めは赤紫色を帯びていますが、時間の経過とともに白っぽく変化し、少し凹んだような筋状の跡として残ることがあります。一度断裂した真皮の組織は、自然に元の状態に戻ることは難しく、これがセルフケアでの改善が困難とされる理由です。
妊娠線・肉割れができる主な原因
- 妊娠:胎児の成長に伴い、腹部の皮膚が数ヶ月で大きく引き伸ばされます。
- 急激な体重増加:短期間での体重の増減は、お尻、太もも、二の腕、胸などの皮膚に大きな負担をかけます。
- 成長期:身長が急激に伸びる思春期に、骨格の成長スピードに皮膚の伸展が追いつかず、肉割れが生じることがあります。
- ホルモンバランスの変化:特定のホルモン(副腎皮質ホルモンなど)は、コラーゲンの生成を抑制し、皮膚の弾力性を低下させる可能性が指摘されており、ストレッチマークができやすい状態につながることがあります。
妊娠線治療の選択肢について
できてしまった妊娠線や肉割れに対して、美容医療ではいくつかの治療法が選択肢として考えられています。これらの治療は、皮膚の再生能力を高めたり、コラーゲンの生成を促進したりすることで、ストレッチマークを目立ちにくくすることを目的としています。
代表的なアプローチには、レーザー治療やマイクロニードル治療などがありますが、近年では、薬剤を直接皮下に注入して肌そのものの再生力を引き出す「肌育注射」も注目されています。その一つが、PLLA(ポリ-L-乳酸)やPDLLA(ポリ-D,L-乳酸)を主成分とする製剤を用いた治療法です。これらの成分は「コラーゲンブースター」とも呼ばれ、自身の肌細胞に働きかけてコラーゲンの生成を長期的に促す作用が期待されています。
肌育注射(ジュベルック)によるアプローチ
ジュベルックは、ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた製剤です。肌に注入することで、線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促すことで、肌のハリや弾力、凹みの改善を目指します。この作用機序から、妊娠線や肉割れによって生じた皮膚の凹みや質感の変化に対しても、改善が期待される選択肢の一つと考えられています。
ジュベルックは、時間をかけて自身のコラーゲンを増やしていくアプローチのため、効果の現れ方には個人差があります。一般的に複数回の治療が必要となる場合が多く、どのような変化が期待できるか、どのくらいの回数や期間が必要かについては、医師の診察のもとで判断することが重要です。治療には、赤み、腫れ、内出血などのリスクや副作用が伴う可能性もあります。
大阪・梅田で妊娠線治療を検討する際に
妊娠線や肉割れの治療を検討する際は、まず専門の医師による診断を受けることが重要です。ストレッチマークの状態は一人ひとり異なり、深さや色、経過した時間によって適したアプローチが変わるためです。
大阪・梅田エリアに位置するグラングリーン大阪 うめきたクリニックでは、医師が直接お悩みをお伺いし、肌の状態を丁寧に診察した上で、ジュベルックを含む複数の選択肢の中から、個々の状態に合わせた治療計画をご提案します。治療の仕組みや期待できる変化はもちろん、ダウンタイム、リスク、副作用についても詳しくご説明しますので、ご不明な点は何でもご質問ください。
本治療は自由診療であり、公的医療保険の適用外となります。治療にかかる費用や期間、回数の目安については、当院のウェブサイトでご確認いただくか、診察時に医師へ直接お問い合わせください。大阪駅や梅田駅からのアクセスも良好ですので、お仕事や買い物のご予定に合わせてご相談いただけます。妊娠線や肉割れの治療に関する詳細は、以下のページもご参照ください。
参考情報
- PubMed: Clinical Efficacy Comparisons Between Poly-L-Lactic Acid Injections and Non-Ablative 1565-nm Fractional Laser for Treatment of Striae Distensae-A Randomized Trial. (2025)
- PubMed: Effective improvement methods for striae distensae: A novel approach utilizing laser-induced micro-jet injectors with poly-d,l-lactic acid. (2024)
- PMC: Mechanotransduction of Collagen Biostimulators: Comparative Signaling and Implications for GLP‐1 RA–Associated Facial Aging. (2026)
- PMC: Body Harmonization: The Definition of a New Concept. (2023)
- PMC: Glutaeal remodelling protocol: Volumization with hyaluronic acid and collagen biostimulation with poly-L-lactic acid. (2023)
- PMC: Injectable Poly-L-Lactic Acid for Body Aesthetic Treatments: An International Consensus on Evidence Assessment and Practical Recommendations. (2025)
- 厚生労働省: 医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 / Q&A (2023)
- 厚生労働省: 医療広告規制に関する情報
監修医師紹介
医療法人島田クリニック理事長
グラングリーン大阪うめきたクリニック診療部長
島田 英徳
2005年徳島大学医学部医学科卒業。初期研修後、米国医師資格(ECFMG certification)を取得し、米国ワシントン大学一般外科にてサブインターンとして研修。京都大学大学院医学研究科博士課程、京都大学iPS細胞研究所研究員を経て、2013年に島田クリニックを開業。グラングリーン大阪うめきたクリニック(https://umekitaclinic.org)では、内料・小児科から細胞治療や美容医療に至るまで、幅広い診療に携わる。
※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的な施術や商品等を推奨しているものではございません。