グラングリーン大阪うめきたクリニックの島田英徳です。
春や秋など季節の変わり目になると、肌が乾燥したり、急にニキビができやすくなったりと、肌の調子が不安定になることはありませんか。いつもと同じスキンケアをしているはずなのに、なぜか肌がごわつく、化粧ノリが悪いといったお悩みを持つ方は少なくありません。
この記事では、季節の変わり目に肌荒れが起こりやすい理由と、健やかな肌を保つためのスキンケアのポイント、そしてセルフケアだけでは改善が難しい場合の選択肢について解説します。ご自身の肌の状態を理解し、適切なケアを見つけるための一助となれば幸いです。
季節の変わり目の肌荒れの原因とは
季節の変わり目に肌の調子がゆらぎやすくなる主な原因は、気温と湿度の急激な変化にあると考えられています。特に、秋から冬、冬から春にかけては、空気の乾燥や寒暖差が大きくなります。
研究によると、低い湿度や低い温度は皮膚のバリア機能に影響を与え、皮膚の乾燥を招く可能性があることが示唆されています。肌の最も外側にある角層は、外部の刺激から肌を守り、内部の水分が蒸発するのを防ぐ「バリア機能」の役割を担っています。しかし、気温や湿度が大きく変動すると、このバリア機能が乱れやすくなります。
バリア機能が低下した肌は、水分を保つ力が弱まり乾燥しやすくなるだけでなく、花粉、ほこり、紫外線といった外部からの刺激にも敏感になり、赤みやかゆみ、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。
ご自宅でできるスキンケアの基本
不安定な肌状態を乗り切るためには、日々のスキンケアで肌のバリア機能をサポートすることが大切です。以下の3つのポイントを見直してみましょう。
- 丁寧な保湿ケア
肌の乾燥を防ぐために、保湿は最も重要です。化粧水で水分を補給した後は、乳液やクリームなどの油分を含むアイテムでしっかりと蓋をしましょう。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンといった保湿成分が配合されたスキンケア製品を選ぶのも一つの方法です。 - 刺激を抑えた洗顔
肌が敏感になっている時期は、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を避け、肌への負担が少ないものを選びましょう。ゴシゴシと強くこするのではなく、たっぷりの泡で優しく洗い、ぬるま湯で丁寧にすすぐことを心がけてください。 - 季節を問わない紫外線対策
紫外線は季節や天候に関わらず一年中降り注いでおり、肌のバリア機能を低下させる一因となります。日差しの弱い日でも日焼け止めを塗るなど、紫外線対策を習慣にすることが、健やかな肌を保つ上で役立ちます。
セルフケアで改善が難しい場合の選択肢
基本的なスキンケアを続けていても、肌のごわつきや乾燥、ニキビなどの肌トラブルがなかなか改善しない場合、美容医療の施術を検討するのも一つの選択肢です。医療機関では、肌の状態に合わせて専門的なケアを提供しています。
例えば、以下のような施術が考えられます。
- ピーリング
古い角質が溜まってごわついた肌には、ピーリングが選択肢となります。薬剤を使って肌表面の古い角質を優しく取り除くことで、肌のターンオーバーを整えることを目指します。これにより、化粧水などのスキンケア成分が浸透しやすくなる効果も期待できます。 - イオン導入
微弱な電流を用いて、ビタミンC誘導体などの美容成分を肌の角層深くまで浸透させることを目指す施術です。手で塗るだけでは届きにくい成分を効率的に届けることで、乾燥や肌荒れ、ニキビ跡などの悩みにアプローチします。
これらの施術がご自身の肌に適しているかどうかは、専門的な知識を持つ医師の診察に基づいて判断する必要があります。関心がある場合は、まずはカウンセリングで相談してみることをお勧めします。
大阪・梅田で肌のお悩みを相談するなら
大阪・梅田エリアで季節の変わり目の肌荒れやスキンケアについて相談先をお探しの方は、グラングリーン大阪 うめきたクリニックへご相談ください。グラングリーン大阪 うめきたクリニックでは、患者様一人ひとりの肌の状態を医師が丁寧に診察し、それぞれのお悩みに合わせたスキンケアのアドバイスや治療法のご提案を心がけています。
ご紹介したピーリングやイオン導入などの施術についても、その効果やメリットだけでなく、考えられるリスクや副作用、治療にかかる期間や回数の目安についても、診察時に詳しくご説明します。セルフケアだけでは解決しない肌トラブルにお悩みでしたら、一度カウンセリングにお越しください。
まとめ
季節の変わり目の肌荒れは、気温や湿度の変化による肌のバリア機能の乱れが主な原因と考えられています。まずは、日々のスキンケアで「保湿」「優しい洗顔」「紫外線対策」を徹底することが基本です。
それでも改善が見られない場合は、一人で悩まずに医療機関に相談することもご検討ください。専門家による診断と適切なケアで、ゆらぎやすい季節も健やかな肌で過ごせるようサポートが受けられるかもしれません。どのような治療が適しているかは、最終的には医師の診察のもとで判断されます。
参考情報
- PubMed: The effect of environmental humidity and temperature on skin barrier function and dermatitis. (2016)
- PubMed: The Impacts of Seasonal Factors on Psoriasis. (2025)
- PubMed: Effects of winter indoor environment on the skin: Unveiling skin condition changes in Korea. (2023)
- PubMed: Seasonal variations of epidermal biophysical properties in Kunming, China: A self-controlled cohort study. (2020)
- PubMed: Effect of Torula Yeast (Candida utilis)-Derived Glucosylceramide on Skin Dryness and Other Skin Conditions in Winter. (2018)
- PMC: Climate, Humidity, and Population-Level Interest in Dry Skin: Infodemiology Analysis Using Google Trends Across the United States. (2026)
- PMC: The Importance of Free Fatty Chain Length on the Lipid Organization in the Long Periodicity Phase. (2021)
- PMC: Acclimatisation to tropical seasons: hydric and thermal physiology in Gehyra geckos. (2026)
- PMC: Temperature and humidity associated with increases in tuberculosis notifications: a time-series study in Hong Kong. (2020)
- 厚生労働省: 医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 / Q&A (2023)
監修医師紹介
医療法人島田クリニック理事長
グラングリーン大阪うめきたクリニック診療部長
島田 英徳
2005年徳島大学医学部医学科卒業。初期研修後、米国医師資格(ECFMG certification)を取得し、米国ワシントン大学一般外科にてサブインターンとして研修。京都大学大学院医学研究科博士課程、京都大学iPS細胞研究所研究員を経て、2013年に島田クリニックを開業。グラングリーン大阪うめきたクリニック(https://umekitaclinic.org)では、内料・小児科から細胞治療や美容医療に至るまで、幅広い診療に携わる。
※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的な施術や商品等を推奨しているものではございません。